ZL8Xと交信成功
みなさんお元気ですか、JH3OQPです。
去る11月28日(日)にZL8X(Kermadec Is)と交信ができましたので、ご紹介します。
前日の11月27日(土)17時頃、10MHzをワッチしていると、次々とパイルを捌いている局が有ります。
Webクラスタを見るとZL8Xとの事、HFの各バンドでアップされています。
当然、スプリット運用(受信を自局の送信周波数の数KHz上または下をワッチして運用する方法。一般的に送信周波数の1~3KHz上を受信しているケースが多い。パイルアップ時に効率良く交信できるとされている)で、送信周波数の3~5KHz上を受信している模様です。
愛機K1のRITを目一杯回し、+3KHzで幾度となくコールするも、送信電力2Wではパイルに勝てません。
IC-756に切り替えようかとしている時に、ZL8Xは交信相手をEU(ヨーロッパ)に指定してきました。
暫くワッチするもEU指定のままで、私の時間切れであえなくこの日は断念しました。
翌日の28日(日)は、二日酔いの中、13時頃より無線機に向かい、CQを出す訳でもなく、ただボーッとダイアルを回し各バンドをスイープしていました。
すると18MHzCWでZL8Xを発見、今度は交信地域の指定も無く、オンフレ(受信と送信を同じ周波数で運用すること)運用をしています。
しかも、CQの連発で時折JAが応答している状況で、RST599で入感しています。
これはひょっとしたら出来るかも。
「JH3OQP」と短く1コール!
すぐさまコールバック! 11月28日(日)JST14:36 RST599-599で交信成立です。
ラッキーでした。
交信内容は599BKで数十秒間の交信でした。
翌日、ZL8Xのホームページのオンラインログで確認すると、私のコールサインがログインされていました。
交信時の設備は、Rig:IC-756/10W、Ant:18/24MHzロータリー短縮ダイポール(クリエート製)/約15mHという小規模なものですが、電波は飛んで行くものだと実感しました。(ZL8Xの設備が良かったのが一番の理由)
MODEはもちろんCWです。
ZL8Xについて、
11月19日~12月5日までの期間、オペレータ13名にて1.8~28MHzをほぼ24時間体制で運用するDXペディションチームです。
Kermadec Isについて、
ニュージーランドの北北東約2000kmに位置する島で、日本から8000km強の距離に有ります。
ZL8Xとの交信終了後、10MHzをワッチしていると、かすかに入感してくる局がいます。
ZD7(St,Helena)です。
前日の27日(土)夕方からwebクラスタにアップされていましたが、私にはまったく聞こえてきませんでした。
ところが今日はRST339で聞こえてきます。
すでにJAからの猛パイルを受けています。
webクラスタを確認すると、なっ何とLP(ロングパス)(相手局と最短距離の方角の正反対の方角から入感する伝搬)との記述が・・・。
西に向けていたビームをすぐに正反対の東に向けていきます。
ローテーターの回転速度がいつもより遅く感じられます。
東に向かうにつれ、入感度がどんどん上がり、なんとRST599で聞こえてきます。
送信出力2Wで幾度かコールするも、QRTとのアナウンスが・・・。
結局、交信はできませんでした。
しかし、LP体験できた1シーンでした。
この時の設備は、Rig:K1/2W、Ant:10MHzモノバンド2エレ短縮八木(クリエート製)/約15mH
St,Helenaについて、
南アフリカの西約3000kmに有る島で、日本から約2万km弱の距離に有り、地球の反対側のちょっと東寄りに有ります。
ZL8xをちょっとしたタイミングでgetでき、またZD7はgetできませんでしたがLPを体験でき、私にとって非常に有意義な1日となりました。
また珍しいことが起きましたら、投稿します。
FB DX de JH3OQP